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  会長ごあいさつ

 本協会は、2005年4月、エコプローブによる土壌汚染調査に従事する全国の会社が集まり、土壌汚染対策に資する、コンタミのない土壌試料採取、地下水採取の技術向上とその標準化を目的に結成されました。
爾来、遠藤計初代会長のもと、各社の協力によって、2007年12月『施工安全マニュアル』の作成、サンプラーやビット、ウォータースイベルなどのツールスの改良、二重管式削孔技術の工法紹介、機械修理代金の軽減、資材や材料代金の値引き、現場技術者の学習会などに取組んでまいりました。中でも『施工安全マニュアル』は、日本における土壌試料採取技術の標準化に果たした役割は、まことに大きなものがありました。
このように本協会は、各社の連帯と共生のコミュニティの中で、技術能力の向上を一歩一歩実現してまいりました。
エコプローブ協会員各社の仕事は、人間の生活基盤と生活環境の保護と保全のための基礎的事業であります。そして、私たちは、その仕事に、価値観と責任感と誇りをもって、黎明期の日本の土壌汚染対策事業を、現場から土台から支える重要な社会的使命を果たしてきたところであります。
さて、2011年3月11日の東日本大震災は、私たちの、この社会的使命を一層強く、一層深く、一層広く果たさねばならない、という決意を新たにするものとなりました。なかでも、福島第一原子力発電所の事故は、科学技術と企業の社会的使命の結合について重要な教訓を生み出しました。それは「目先の利益」を重視するあまり安全性(科学技術の原理原則)を犠牲にしてはならないということです。これは決して電力会社だけの問題ではなく、私たち自身が日常的に問われている問題であります。
本協会は、このような「目先の利益」をめぐる業者間の不必要な競争で、その前途を閉ざすのではなく、企業間のコミュニティとして、業界の未来をよく見つめ、共に提携し、各社の持ち味と特色を発揮しつつ補完し合い、こうして協力と共同の道を追求してまいります。そしてまた、この社会的意義ある仕事に携わる若い世代に希望と意欲を与えること、このことが、新しい日本の本当の復興でなければならないはずです。本協会は、その実現に全力を尽くす所存であります。

2011年7月15日

エコプローブ協会
会長 高清水 祐之
 

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